中小路の家

中小路の家

この家は母屋を若夫婦に渡されて、夫婦ふたりの隠居として建てられたものです。
夫婦ふたりが快適に暮らせる小さな家を考えられていたようで、“小さな家。計画”という本を熟読され、初めてお伺いした時に見せてくださいました。
19.5坪の家に居間、食堂、台所、浴室、便所、洗面脱衣、和室のこじんまりとまとめられ、夫婦ふたりの豊かな暮らしの場が出来ました。
小さな家ですが、漆喰や木、造り付キッチン、洗面、食器棚、外壁は塗り壁と中身の濃い家です。
引き渡して随分たってお会いした時に、“住んでみていろんなところに工夫が凝らしてあることがわかりました”例えば、建具の引手や納まりに感心したとのこと台所仕事をしながら窓の向こうに見える椿が素晴らしいとのことです。冬暖かく、夏涼しいとのことでエアコンを以前ほど使わなくなったそうです。

家を建てた感想 ~建て主様からのお便り~

「七つの思い」
  1. 住まい手に超やさしい宮崎県産の杉材いっぱいの平屋の完成
  2. 外観・骨組み・中身など、住まい手の願望を汲んだ仕上がり
  3. 棟梁の慎重を期した匠の技は、各職人の手仕事へ波及した
  4. 週1回の施工情報の提供は、住まい手に期待と信頼感を与えた
  5. 小屋梁・小屋裏収納・間仕切りなど、住まい手の好みを実現した
  6. シンプルながら機能的・快適な年寄り世帯の明るい家が出現
  7. 諸施工が工程に添って、安全確保のもと計画的に進行した

家づくりで以上のような思いをしています。